2016年2月9日火曜日

祝福の川

祝福の川
 



 「わたしを信じる者は、聖書に書いてあるとおり、その人の内から生きた水が川となって流れ出るようになる」(ヨハネ七の三八)

 甲武信ヶ岳(こぶしがたけ、甲斐・武蔵・信濃の国境にあることに由来する山名)を源流として関東平野を流れる荒川は、東京湾に注ぐ長さ173キロメートルの河川です。昔は度々洪水をもたらし、甚大な被害を人々に与え、川筋の地図を大きく塗り替えたものですから荒川と呼ばれました。荒川放水路完成後、大洪水はなくなり、暴れる力は人々に益をもたらすエネルギーとなりました。
イエス様の弟子ヨハネは、雷の子と称されるほど気が短く、圧力や権威で相手をねじ伏せる力の原理を象徴するような人物でした。12弟子の中で最も若かったとされる彼が、イエス様を観察するうちに、生きる原則、誰を英雄とするかの基準が変わって行きました。真の英雄は、他の祝福のために自分を捨てる人であるという真理を発見し、十字架のキリストから生き方と死に方を学びました。生涯の目標となるお方に彼の目が留まった時、彼の内なるエネルギーの向けどころも変わっていったのです。


イエス・キリストの品性の秘密に迫ってみましょう。聖書にある約束の確かさから来る神の真実とわたしたちに対する神の愛を少しでも体験するとき、わたしたちの心の中に通路ができ、人々に祝福となる生きた水の流れが生じます。

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